投資に必要なもの・・・十分な「資金」と「時間」と「情報」!?
朝日デジタルに載っていた経済ジャーナリスト荻原博子さんの記事「投資は、するべきなのか?」より引用。
株式市場では、プロを相手に投資をするのですから、やるなら三つのものが必要。それは、十分な「資金」と「時間」と「情報」。
「資金」ついては、株式投資では、十分な資金がある人が有利。たとえば、Aさんは資金を100万円、Bさんは資金を200万円持っていたとします。この2人が、同じ1株100万円の株を1株ずつ買い、この株が150万円に値上がりしたら、2人とも50万円儲(もう)けます。
ただ、値下がりして50万円になったら、Aさんはそれ以上資金を持っていないので値上がりを待つしかありません。いっぽうBさんは、まだ100万円残っているので、これで2株買い増すことができます。Bさんは、200万円で3株なので株価が67万円まで戻れば利益が出る。
「時間」については、投資では刻々と状況が変わります。プロは、その状況を見ながら投資しています。こうしたプロ相手に儲けようと思ったら、昼飯の間にちょこっと市況を見るだけで儲けるというのは、なかなか難しいかもしれません。
最後に、「情報」。インサイダーなどは論外ですが、企業の情報は生ものですから、なるべく早くキャッチしていくことが大切でしょう。
こうして見ると、「資金」「時間」「情報」の三拍子が揃(そろ)うというのは、なかなか大変な気がします。投資するなら、まずは損してもいいという覚悟が必要でしょう。
十分な「資金」は一番納得ができますが、「時間」と「情報」は考え方によっては損する可能性もあります。
例えば、時間がありすぎると無駄な取引を頻繁にして損をしてしまうとか…。雑誌などの情報を信じて投資したら反対方向にいってしまったとか…。情報は信頼できる情報でないとダメ。
「投資するなら、まずは損してもいいという覚悟が必要でしょう。」と締めくくられていますが、そんな気持ちで投資したらダメだと思います。損をしてしまった人に勉強代だと言うのは理解できますが…。