リスクオンとリスクオフ

リスクオン(risk on)とリスクオフ(risk off)。この言葉を今年はよく耳にしました。要は、「リスク・オン」=「リスクを取る・リスク志向」「リスク・オフ」=「リスクを取らない・リスク回避」ということなのですが、逆ではないかと思うこともあってなんだかややこしいです。

ニュースでは以下のように使われています。

介入後も上値重い日本株、リスクオフで円安なら海外株安が懸念要因に
2011年 10月 31日 14:34 JST ロイター

日本当局の介入で円安に転じたが、日本株の上値は依然として重い。現在の円高はリスクオンによるドル安が要因であり、単独介入で基調は変えられないとみられているためだ。

またリスクオフ地合いに転じ、円安が進んだとしても、その際には海外株安が進む可能性があり、日本株にとってネガティブ要因は消えない。国内業績発表は前半のピークを迎えるが、円高進行やタイ洪水への影響が懸念され、あくまで個別材料にとどまっている。

リスクオンなら円高、リスクオフなら世界株安>
「納得いくまで介入する」と安住淳財務相が異例に強い姿勢を示したにもかかわらず、マーケットでは円高懸念が払しょくされない。「現在はリスクオン地合いによるユーロ高・ドル安であり、ドル安が円高の要因だ。外部要因に起因する円高だけに日本単独の円売り介入では効果はそれほど期待できない」(シティグループ証券エコノミストの村嶋帰一氏)という。

下記の記事が比較的わかりやすくリスクオンとリスクオフについて説明しています。
Risk On/Risk Off 投資家のリスクに対する姿勢をどこで判断するか?(Market Hack)

原資産の価格が上がるか、下がるかという分類方法でリスクオン、リスクオフを整理した下記の表がわかりやすい。

リスクオンのときは原油、金、ユーロ、米国株などが買われます。リスクオフのときは逆にドルや円が買われます。

この一覧表の使い方ですが、例えば皆さんがユーロに強気でユーロ・ドルをロングした場合、ちゃんと原油や金や米国株が上昇しているかを横目でチェックしながらトレードしてください。なぜならそれらの原資産は仲良く二人三脚であがる場合が多いからです。

そして強いショックが市場を襲った場合、究極的に投資家が逃げ込む先はドル、米国債、日本円などになります。

投資家がリスクを取りたがっている(Risk On)か、それとも取りたがっていない(Risk Off)か?を見極めるのはFXやCFDをトレードする際に重要なポイントになるので、リスクオンとリスクオフの概念を理解しておくは重要です。まだまだ完全には理解できませんが、リスクオンなのかリスクオフなのかを意識してトレードするように心がけたいです。

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