NHKスペシャル「ユーロ危機 その時日本は」(動画あり)

23日放送のNHKスペシャルでユーロ危機に乗じてCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)という金融商品で多額の利益をあげているヘッジファンドが紹介されていました。CDSは国債の利回りに連動して動く商品で、国債の利回りが上がるとCDSの価格も上がります。なかなか面白い商品だと思いましたが、国債のCDSは金融機関等が取引する商品で個人で取引できる商品ではないようです。

2011年11月23日(水) 放送 NHKスペシャル ユーロ危機 そのとき日本は

世界経済を揺るがすヨーロッパの“国債”危機は、ギリシャからイタリアに飛び火した。そして、日本にも負の連鎖が及び始めている。止まらない円高や輸出産業への影響、老後の年金資産の目減り・・・。日本企業は危機が長期化すると懸念を強めている。
混乱が続く根っこには、ヨーロッパ諸国が投資マネーに頼り、身の丈を超えて財政赤字が膨らませたツケの根深さがある。しかもリーマンショックの後始末で巨額の財政出動を行った先進諸国には、もはや支える余力はない。「最後の救い手=アンカー」なき世界経済は崖っぷちに追い詰められている。
番組では、EUのゆがみを衝くヘッジファンドと、信用不安の火消しに追われるEU各国、そして影響を受ける日本を同時ドキュメント。負の連鎖がどのように世界中に及んでゆくかを解き明かす。

番組で紹介されていたのはロンドンに本拠地を置くヘッジファンドの社長「ルイ・ギャルゴア」氏。ギリシャ国債のCDSが値上がりすると予想して安値だったCDSを大量購入し、ギリシャ危機でCDSが上がったところですべて売り払うという手法で多額の利益を上げていました。そして、彼が次に目を付けたのがイタリア。短期間で大量のCDSを売買して約4%の利益をあげました。そして彼が次に注目しているといった国は「フランス」。なんだか現実味があります。

NHKスペシャル動画(約50分)

恐るべしヘッジファンド。FXの世界でも利益をあげているのはヘッジファンドのようなプロ集団で個人投資家の大部分は損をしているのが現実。プロの仕掛けに乗らされて大損をしないように気をつけなければいけないです。例えば、急激に下落しているときにこれ以上はもう下がらないと思って買いを入れると、さらにどんどん下がっていくなんてことを過去に経験して冷や冷やした思いがあります。ヘッジファンドの思うつぼにならない個人投資家にならなければいけません。

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