豪ドル/円 下ブレリスクを意識?
豪ドル/円の下ブレリスクが囁かれ始めています。こんな記事も出ています。
豪ドル/円は先週後半からジリジリと下値を切り下げる展開が続いています。主要国株価が概ね堅調に推移する中ではありますが、豪中銀(RBA)による度重なる豪ドル高牽制発言が頭を押さえており、上昇するどころか軟調な推移となってしまっています。
本日の東京市場では60日移動平均線(執筆時点:92.889円)前後で推移していますが、先週末終値92.536円を割り込んでしまうと、13日安値92.229円が次のターゲットとして意識されるでしょう。ここでも下げ止まらなければ、9月30日安値90.716円を目指して一段と下値を切り下げる流れが見えてきます。
本日については手掛かり材料となりそうなイベントは乏しいですが、主要国株価が緩むタイミングでは売りが出やすいと考えられます。なお、上昇した場合については、20日移動平均線(執筆時点:93.283円)が上値抵抗として機能しそうです。
(外為どっとコム総合研究所)
私は豪ドル円の下振れリスクを覚悟の上で、93円前半で少し買っています。NY終値で92.6円を割れてくると90円前後までの下落リスクがあるため撤退しますが、今回は意外と底堅い印象なので96円近くまで上昇する可能性もまだ捨てきれません。豪ドル/ドルの動きをみると豪ドルはさらに下がりそうにも思えますが、ドル円がこのまま強ければ豪ドル円も上にいくのではないかとみています。
ドル円、ユーロ円、ポンド円などはすでに上昇しすぎて過熱感があるのでこの水準から買うのは危険とみています。今は「待つも相場」でじっと待ってチャンスを待つことです。