NZドルに期待する理由

私が現在最も期待している通貨はニュージーランドドルです。震災からの回復も予想していたよりも早く、大きな悪材料も見当たりません。また、オーストラリアが利下げしていくとみられる一方ニュージーランドは地震による緊急利下げを戻していく方向にあるのも注目するところです。

欧州危機の影響が大きいと思いますが、オセアニア通貨は先週あたりから続落しています。NZドル円は60円を割れて昨日からは57円台で推移しています。56円台へいく可能性は極めて低く、現在の価格はとても割安感を感じます。

この表は過去約2年間のNZドル円のNY終値ベースでの日数をカウントしたものです。
これによると500日間の90%以上は60円以上です。したがってこのパターンで考えると、下落する大きな要因が発生しない限りは今回も1か月以内には60円まで戻る可能性が非常に高いといえます。

NY終値(NZ円) 日数 割合(%)
56.6-57.6 1 0.2
57.6-58.6 5 1
58.6-59.6 16 3.2
59.6-60.6 29 5.8
60.6-61.6 64 12.8
61.6-62.6 64 12.8
62.6-63.6 95 19
63.6-64.6 86 17.2
64.6-65.6 44 8.8
65.6-66.6 48 9.6
66.6-67.6 27 5.4
67.6-68.6 20 4
68.6-69.6 1 0.2
合計 500 100

上記のような期待ができるとはいえNZドルのリスクはそれなりにあります。オーストラリアに比べると人口・貿易量が少なく経済規模も小さいためNZドルの流通量自体が多くありません。そのため、値動きは激しく流動性リスクが高いと言えます。

比較的高金利のためスワップも期待できますのでロスカットはかなり深くおき、一時的な含み損は気にせず1~3か月程度での売買方針です。

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