投信、上げ相場こそ慌てずコツコツと
投信、上げ相場こそ慌てずコツコツと(家計と資産セミナー)
晋陽FPオフィス代表 カン・チュンド氏(2013/1/27 日経新聞より)
投資信託についてなかなか良いことが書かれていたので一部貼り付けておきます。
■年2回のリバランスが重要
投信は積み立てとリバランスが大切と説く
――足元の株高で利益が出た人は、売り時やリバランスをどう判断すれば良いか。「売って利益を確定しても、実際にお金を使う予定はあるのだろうか。運用は長い目で考えることが重要。人生で出費がある時に売ることにすれば良い」
「リバランスとは、例えば5:5の割合で保有した株と債券が相場変動によって6:4といった比率になった時に、従来の割合に戻すことをいう。運用が特定の資産に偏るリスクを回避するためで、利益が出たものを売って、他の資産に振り向ける。高いものを売って安いものを買うのは重要な仕組みで、当社では年2回のリバランスを勧めている」
――投信という金融商品に特有の注意点はあるか。
「信託報酬という継続コストが必ずかかる。自分で資産を管理できるなら、投信である必要はない。投信は中長期投資に向いており、短期売買をするとファンドの安定性が下がってしまう」
――株価が上がると買いたくなり、下がると売りたくなり、高値づかみしがちだ。
「生存本能がそうさせているのであって、あなたのせいではない。積み立てとリバランスを実践すれば良い」
「投信を買う時は、リターン以外にも目を配りたい。コストが1%以下、新発は買わない、大手でも運用期間が限られたものは買わない、といった点が重要だ」
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