榊原氏、政治家の為替発言や急激な円安に警鐘!

日本の政治家の発言が、マーケットを賑わしている。15日には甘利経済再生相が「円安は国民生活にマイナスの影響も」などと発言。その結果、ドル円は円の買い戻しが先行、一時的に87円台まで円高が進んだ。

自民党の石破幹事長が総選挙後に「(1ドル=)85~90円にどうやって収めるか考えなければならない」と発言していたことも意識され、週前半は90円台に届かない動きとなった。

ところが週後半には、甘利大臣が「円高の修正局面にあり、100円はターニングポイントではない」と発言したほか、石破幹事長も「金融緩和は積極的にやっていかなければならない」と強調した。

このため市場は、こうした政治家の発言を軌道修と受け止め、ドル円は2010年6月以来となる90円台に達した。

政治家発言

「いろいろな政治家が為替について発言するのは問題だと思う。私が大蔵省にいたときは、財務大臣以外は為替について発言しないことを徹底していた。為替についての発言は財務大臣に限ってもらいたい。これでマーケットが右往左往してしまう。また、極端に円安に振れると輸入が厳しくなるので、極端な円安は日本にとって決してプラスではない。」とミスター円こと榊原英資氏は最近の政治家の発言や急激な円安に警鐘を鳴らしていました(本日1/19のBS-TBSグローバルナビフロントにて)。

榊原氏の来週の予想レンジ。来週の為替はかなり荒れる感じになってくるだろうとのこと。
来週の予想レンジ

来週は21日と22日に日銀の金融政策決定会合があるので、そこで当面の為替の方向性が決まってくると思います。さらなる円安が進んだとしても当面はそこまでかなぁと踏んでいます。

2%のインフレ目標については、榊原氏の見解では、相当難しく2%という目標についてはいただけないと言っていました。かなり期待先行で円安が進んでいるので、落ちるときは一気にくるかもしれないので注意が必要です。ただ、全体的なトレンドはあくまでも円安なので、一気に落ちるようなことがあれば積極的な買いを入れていきたいと思っています。

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