資金5000万円の達人も 風俗嬢たちの「財テク」ライフ
30代前半の女性の1割以上は、しまり屋ということか。情報サイト「マイナビウーマン」が30~34歳の女性に貯蓄額を尋ねるアンケート調査を実施したところ、最多は100万円未満の30%だったが、1000万円以上が13%もいたという。
給料やボーナスをこつこつ貯め込んだ堅実な女性たちは意外に多い。ホストだ、ゲイバーだと浪費する風俗嬢も同じ。最近はしっかり貯金を増やしている。風俗歴14年の性感エステ嬢・澄子さん(35=仮名)が言う。
「風俗嬢の5割は稼いだお金をホストにつぎ込み、3割はヒモに吸い取られますが、2割はちゃんとお金を増やしています。私は普通預金残高は100万円しかないものの、残りのお金はすべて財テクに回している。この数年買っているのが銀行の社債で、5年ものの利率は2%以上。1000万円投資したら、5年後に60万円近い配当が得られます。投信と株も買っていて、現在の資金は総額5000万円ちょいです」
澄子さんの友人のソープ嬢は店の給料と財テクで1年半で2000万円貯めた。目的は「楽に暮らすこと」。その後8年間、2000万円を切り崩しながら、つましく生活したという。
「REIT(不動産投資信託)や金に投資している風俗嬢も結構います。軍資金が少ない女性は質屋のサイトでロレックスの腕時計を買い、2、3万円の利益をつけてネトオクで売っている。客に同じブランドのバッグを2つ買ってもらい、ひとつを質屋に売って貯金をしているキャバ嬢もいます。風俗嬢がカネを貯めて引退し、デリヘルを共同経営する話もよく聞く。こうした堅実派は中流家庭の出身者や前夫にお金で苦労させられたバツイチに多い。貧乏な家の出身者は反動でホスト遊びなどに散財してしまいます」(風俗ライターの蛯名泰造氏)
そこらのOLよりしっかりしている。
日刊ゲンダイ 2014年02月04日10時26分より